特定健診・
市の検診(子宮がん等)・ピルcheckup-pill
01. 特定健診・市の検診(子宮がん等)
子宮がんの種類
子宮がんには、「子宮頸がん」と「子宮体がん」の2つの種類があります。
当院は、流山市の子宮がん検診(個別検診)の契約医療機関です。対象の方は、市の補助が適用される場合がありますので、ぜひこの機会に受診をご検討ください。
子宮「頸」がん
子宮の入り口(子宮頸部)にできるがんで、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が主な原因とされています。多くは性交渉によって感染します。
自覚症状がほとんどなく、不正出血やおりものの異常に気づきにくいことも多いため、早期発見のためには定期的な検診がとても大切です。
子宮頸がんは、早期に見つけて適切に対処すれば防げる病気のひとつです。1年に1回を目安に、定期検診を受けましょう。
子宮「体」がん
子宮内膜(子宮の奥の部分)に発生するがんです。子宮頸がんと異なり、主に閉経後の女性に多くみられる傾向があります。
特に、不正出血が長く続く場合や、閉経後に出血がある場合には注意が必要です。こうした症状がある場合は、子宮体がんの可能性も含めて検査を受けることをおすすめします。
流山市子宮がん検診
当院は、流山市の「子宮がん個別検診」の契約医療機関です。流山市に住民票がある20歳以上の女性の方は、年に1回、補助を利用して検診を受けることができます。
受診の際に必要な受診票(クーポン券)は、当院でもご用意しております。
検診時にお支払いいただく自己負担額
- 子宮頸部細胞診:880円(税込)
- 子宮体部細胞診:550円(税込)
対象の方は、ぜひこの機会に子宮がん検診をご利用ください。詳細は、流山市の公式ホームページでもご確認いただけます。
02.ピル
ピルとは
低用量ピルは、女性ホルモンである卵胞ホルモンと黄体ホルモンを少量含むお薬です。黄体ホルモンは本来、排卵後に自然に増えるものですが、ピルの服用によってこのホルモンが体内に加わることで、脳が「排卵後の状態」と判断し、排卵が起きにくくなります。これにより、妊娠しづらい環境がつくられ、高い避妊効果が得られます。
ピルは含まれるホルモンの量によっていくつかの種類に分けられ、目的に応じて使い分けます。現在は、ホルモンの量が少なく安全性の高い「低用量ピル」が主流です。将来の妊娠への影響や体重増加の心配もほとんどありません。
ピル処方に関するご注意
ピルには副作用として血栓症(血管が血のかたまりで詰まる症状)のリスクがあるため、処方には必ず婦人科医の診察が必要です。服用してはいけない体質や病歴がある方もいらっしゃいます。安全に服用を続けるためにも、定期的な検診を受けることが大切です。
また、ピルを服用されている方は、年齢とともに血栓症のリスクが高まることが知られています。そのため当院では、閉経後の方や、はじめての処方をご希望の40歳以上の方には、安全面を最優先に考え、ピルの処方を控えさせていただいております。ご不便をおかけすることもあるかと思いますが、どうかご理解くださいますようお願いいたします。
女性ならではの不調に対しても効果が期待できます。日々の生活をより快適に過ごすサポートとして、低用量ピルは多くの女性に選ばれています。ご希望の方は、お気軽にご相談ください。
月経困難症の治療は健康保険が適用されます
当院では、避妊や月経移動などの目的だけでなく、月経困難症の治療としてのピル処方も行っています。この場合は健康保険が適用されます。「月経痛が重い」「経血量が多い」などのお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
ご不便をおかけすることもあるかと思いますが、どうかご理解くださいますようお願いいたします。
低用量ピルについて
当院では、低用量ピル(低用量経口避妊薬)の処方を行っております。「OC(Oral Contraceptive)」とも呼ばれるこのお薬は、卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを少量含んでおり、中用量ピルよりもホルモンの含有量が少ないのが特徴です。
避妊効果が高いことはもちろん、月経痛の軽減や生理不順の改善、PMS(月経前症候群)の緩和など、女性ならではの不調に対しても効果が期待できます。医師の指導のもと、毎日同じ時間に1錠ずつ正しく服用することで、確実な避妊が期待できます。日々の生活をより快適に過ごすサポートとして、低用量ピルは多くの女性に選ばれています。
ご希望の方は、お気軽にご相談ください。
低用量ピルの効果
低用量ピルは、避妊目的だけでなく、女性の体にさまざまな効果が期待できるお薬です
低用量ピルの効果
- 避妊効果
→ 高い避妊効果がありますが、どの避妊法も100%ではないことをご理解ください。 - 月経痛の軽減・周期の安定
→ 排卵を抑えることで月経痛が和らぎ、生理周期が整いやすくなります。 - 婦人科疾患の予防
→ 継続的な服用により、子宮内膜症や子宮体がん、卵巣がん、大腸がんなどのリスクを下げる効果も報告されています。 - 肌の状態の改善
→ ニキビができにくくなったり、肌荒れが落ち着くといった変化を感じる方もいます。
低用量ピルの副作用
低用量ピルを飲みはじめてから、体が慣れるまでの間に、以下のような症状が一時的に現れることがあります。
- むくみ
- 頭痛
- 軽い吐き気
- 少量の不正出血
- 性欲の低下
これらの症状は、多くの場合、服用開始から3か月以内に自然とおさまっていきます。気になる症状が長く続く場合やつらいと感じるときは、無理せず医師にご相談ください。
中用量ピルについて
当院では、月経の時期を調整したい方に向けて、「中用量ピル」の処方を行っております。中用量ピルには卵胞ホルモンと黄体ホルモンが含まれており、低用量ピル(OC)よりもホルモン量がやや多めに設定されています。そのため、一時的に月経を早めたり遅らせたりといった月経移動の目的で使用されることが一般的です。
旅行や受験、スポーツの大会など、大切な予定に合わせて生理を調整したい場合には、お早めにご相談ください。
中用量ピルの効果
中用量ピルの効果
- 月経困難症の改善
→ 月経痛や経血量の多さなど、つらい生理 - 月経不順(生理不順)の改善
→ ホルモンバランスを整えることで、安定した周期での月経を促します。 - 月経の時期の調整(移動)
→ 旅行やイベント、大切な予定に合わせて、生理のタイミングを早めたり遅らせたりすることが可能です。
中用量ピルによる月経移動
旅行やスポーツの大会、結婚式、試験や面接などの大切な予定に生理が重ならないように調整する方法が、「ピルによる月経移動」です。ピルを服用することで、月経の予定日を早めたり遅らせたりすることができます。
体への負担を心配される方も多いですが、10日程度の移動であれば身体への影響はほとんどないとされています。予定に合わせて快適に過ごしたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
中用量ピルの副作用
中用量ピルを服用することで、以下のような副作用があらわれることがあります。症状の感じ方には個人差があり、一時的なもので自然とおさまる場合も多くありますが、気になる症状が続く場合は早めに医師へご相談ください。
- 吐き気、嘔吐
- 発疹・湿疹・肌のかゆみ
- 不正出血
- 便秘・下痢
- 眠気
- 肩こり
- 食欲の低下
- 肝機能の異常
- 乳房の張り
- 口内炎
- 顔のほてり
- 腰痛
副作用を最小限に抑えるためにも、服用前には必ず医師の診察を受け、指示に沿って正しく服用することが大切です。
モーニングアフターピル(緊急避妊ピル)について
モーニングアフターピル(緊急避妊薬)は、避妊に失敗してしまった場合や、避妊を行わずに性行為があった場合に、妊娠の可能性を低くするための緊急的な処置として使用されるお薬です。「アフターピル」とも呼ばれています。
主成分はレボノルゲストレルという黄体ホルモンで、性行為から72時間以内に服用することで妊娠の確率を下げる効果があります。ただし、できるだけ早く服用することが重要であり、100%妊娠を防げるものではありません。また、ピルの一種であるため、40歳以上の方は血栓症のリスクが高くなる傾向があり、慎重な判断が必要です。
避妊を防止できないことも
モーニングアフターピルは、72時間以内に正しく服用しても、妊娠を完全に防ぐことができないケースがあります。また、効果の有無はすぐに分かるものではなく、生理が来ることで確認されます。
服用後、月経予定日から1週間以上たっても生理がこない場合や、不正出血・体調の変化がある場合は、必ず婦人科を受診してください。不安な気持ちをひとりで抱えず、早めに医師にご相談いただくことが大切です。
薬局での処方も可能となりますが、排卵を防ぐ作用のみなので、より強い効果を希望される方は受診してください。





