千葉県流山市南流山の丁寧でアットホームな産科・婦人科

〒270-0163 千葉県流山市南流山4-6-9

中絶(人工中絶、経口中絶
etc)・避妊abortion-contraception

01. 人工中絶

中絶をお考えの方へ

花瓶に生けられた花が置かれた診察室の様子

身体的・社会的なご事情により妊娠の継続が難しい場合、中絶手術や娩出が必要となります。身体的だけでなく、精神的なご負担も大きくなることがあるため、パートナーやご家族と話し合うことが大切です。迷いや不安がある際は、どうぞご相談ください。

当院では、専門医が中絶手術の内容や安全性、リスクについて丁寧にご説明いたします。また、将来妊娠を希望された際のことについても、しっかりお伝えいたします。

婦人科ではデリケートなご相談が多いため、プライバシーに配慮した診療環境を整えております。パートナーやご家族、ご友人の同伴も可能ですのでご安心ください。

妊娠の継続を断念される方のお気持ちにも寄り添いながら、医師をはじめスタッフ全員でしっかりサポートいたします。どうかお一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

人工妊娠中絶とは

ストレッチャーの患者に付き添う医師のミニチュア人形

妊娠の継続が難しい場合に行う処置が人工妊娠中絶手術で、一般的には「中絶手術」と呼ばれています。

この手術は、母体保護法に基づき、都道府県が指定する医師のみが行えるものと法律で定められています。

当クリニックでは、母体保護法指定医の認定を受けた医師が在籍しており、中絶手術に対応しております。

中絶手術を受けられる時期

当クリニックでは、21週までの中絶手術に対応しています。
児が出るのに3日かかるので21週0日までには受診してください。

将来のことやパートナーとの話し合いなどで悩まれ、気持ちの整理がつかない方も多くいらっしゃいます。しかし、妊娠の継続を断念する場合は、できるだけ早い段階で手術を受けるほうが身体への負担が少なくてすみます。

12週を過ぎると死産届の提出が必要になるなど、心身へのご負担が大きくなる可能性もあります。判断に迷われたときは、お一人で抱え込まず、どうぞ一度ご相談ください。

未成年の方へ

母体保護法第14条では、14歳以上であれば未成年でも、ご本人と胎児の父親の同意があれば中絶手術を受けることが可能とされています。これは、両者が未成年であっても適法とみなされます。

ただし、当クリニックではより安心・安全な対応のために、手術前に保護者の同意書への署名・捺印をできるだけお願いしております。

02. 経口中絶

メフィーゴパック(経口中絶薬)について

メフィーゴ®パックは、妊娠初期の中絶が可能となる経口薬です。ミフェプリストンとミソプロストールという2種類の薬を服用します。この薬は、母体保護法指定医の管理のもと、医療機関でのみ処方・使用が認められています。

当院では、安全性とプライバシーを第一に考え、妊娠週数や健康状態に応じて、丁寧にヒアリングを行いながら最適な方法をご提案しています。

メフィーゴパックの作用について

メフィーゴ®パックは、妊娠中絶を目的とした2種類の経口薬で構成されています。

治療方法

  • ミフェプリストン錠(1剤目):1錠
  • ミソプロストールバッカル錠(2剤目):4錠

このお薬は、妊娠63日(9週0日)以下の妊婦の方が対象で、母体保護法指定医および薬剤処方許可のある管理のもとでのみ服用が可能です。

日本では2023年4月に正式に承認された新しい治療法ですが、WHOが推奨している方法であり、世界では30年以上にわたり広く使われてきた安全性の高い中絶手段です。

2023年から1年の日本の統計で最も安全な方法とされています。

メフィーゴパック受診・入院スケジュール

  1. ① 初診・説明

    まずは妊娠の検査と診察を行い、経口中絶薬「メフィーゴ®パック」について医師から詳しい説明を受けていただきます。

  2. ② 1剤目の投与(ミフェプリストン)

    外来でご来院後、診察を行い、指定医師の管理のもとで1剤目「ミフェプリストン錠」を1錠服用していただきます。服用後はそのまま帰宅可能です。

    ※帰宅後は安静にお過ごしください。
    ※服用から36〜48時間後の朝8時30分に再来院し、2剤目の投与のため入院となります。

  3. ③ 2剤目の投与(ミソプロストール)

    1剤目の服用から36〜48時間後、朝8時30分に再来院していただき、指定医師の確認後、2剤目「ミソプロストール」を4錠服用します。左右の頬の奥(上あご付近)に2錠ずつ入れ、30分ほどかけてゆっくり溶かして吸収させます。

    ※30分後に溶け残りがある場合は、水と一緒に飲み込んでください。
    ※服用後は、院内で安静に過ごしながら医師が状態を確認します。必要に応じて追加の診察や処置も行います。
    ※ご希望の方は、付き添いの方と一緒に過ごしていただくことも可能です。

  4. ④ 投与後の診察

    1剤・2剤の服用後、胎児とともに除塊(レバー状の塊)が排出されたことを医師が確認します。胎嚢排出が確認されると、中絶処置は完了です(通常8時間程度)。

    16時までに排出がない場合は、外科的処置(吸引など)を行うことがあります。

    必要に応じて、後日、経過確認のための診察を行います。

メフィーゴパック投与による症状・安全性について

タブレットを見せながら患者に説明する医師

メフィーゴ®パックの服用により、一時的な出血や下腹部痛がみられることがあります。特に、服用から数時間〜数日間は子宮内の変化により月経のような出血が続く場合がありますが、これは薬の作用によるもので、ほとんどが自然に落ち着きます。ただし、出血量が多い・長く続く・貧血のような症状がある場合は、速やかに医師へご相談ください。

また、子宮内避妊具(IUDやIUS)をご使用中の方は、服用前に必ずご相談をお願いします。現在の健康状態や使用中の薬によっては、治療の前に追加の対応が必要となる場合もあります。

メフィーゴ®パックは医師の管理下でのみ使用が認められており、個人での購入や使用はできません。
万が一薬局やインターネット等で販売されていても、絶対に自己判断で使用しないようご注意ください。

メフィーゴパック投与による妊娠中絶成功率、有害事象

メフィーゴ®パックは、国内第III相試験において高い中絶成功率が確認されている経口中絶薬です。2剤目(ミソプロストール)を服用してから24時間以内に人工妊娠中絶が完了する確率は93.3%(120件中112件成功)と報告されています。

ただし、薬による中絶にはいくつかの副作用や有害事象が報告されており、主なものとしては以下のような症状があります。

  • 下腹部痛(30.0%)
  • 嘔吐(20.8%)
  • 重度の子宮出血(0.3%)

このほかにも、感染症、皮膚の異常、ショックなどがまれに発生することがありますが、頻度は明らかになっていません。多くの場合、軽度の症状は一時的で自然におさまりますが、重度の症状が疑われる場合には、すぐに医療機関へご相談ください。

メフィーゴパック投与を受けることができない方

以下に該当する方は、メフィーゴ®パックを使用できない場合があります。また、使用にあたって制限や注意が必要なこともありますので、必ず事前に医師へご相談ください。

メフィーゴ®パックを使用できない場合がある方

  • 過去にこの薬や、含まれている成分でアレルギー反応を起こしたことがある方
  • 過去にプロスタグランジン製剤(E1系など)で副作用が出たことがある方
  • ポルフィリン症のある方
  • 副腎皮質ホルモン(ステロイド)を長期服用中の方
  • 緑内障のある方、ぜんそくの既往歴がある方
  • 出血傾向がある方、または出血性疾患のある方
  • 副腎・肝臓・腎臓に重い障害がある方
  • 抗凝固薬や抗血小板薬を服用中の方
  • 以下の特定の薬を服用している方(これらの薬は、メフィーゴ®の効果に影響を与える可能性があります。)
    → リファンピシン、リファブチン、カルバマゼピン、フェニトイン、セイヨウオトギリソウ含有食品、フェノバルビタール、ボセンタン、エファビレンツ、ネビラピン、グリセオフルビン、トピラマート
  • 子宮内避妊具(IUD/IUS)を使用している方

上記以外にも、医師が使用を避けると判断する場合があります。服用中のお薬や持病などがある方は、どんな些細なことでも必ず医師にお伝えください。

03. 避妊

避妊相談について

デニムを履いた女性が両手の指を交差させている様子

当クリニックでは、年齢やライフステージに合わせた避妊方法をご提案しています。出産経験のない方には低用量ピルを中心に、出産経験のある方にはご希望に応じて、低用量ピルや子宮内避妊器具(IUD)の挿入も行っています。

また、避妊や性に関するお悩みやご相談も随時受け付けておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。

低用量ピル

ピルは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)を含む、安全性の高い避妊方法です。毎日服用することで排卵を抑え、妊娠を防ぐ効果があります。

また、ピルは避妊だけでなく、月経前症候群(PMS)や生理痛の緩和、子宮内膜症の予防、生理不順の改善、月経期間の短縮、ニキビの改善など、さまざまな症状の改善にも効果が期待できるお薬です。

低用量ピルについて詳しくはこちら

緊急避妊ピル

緊急避妊ピル(アフターピル)は、避妊に失敗した場合などに使用される、望まない妊娠を防ぐための緊急的な対処法です。たとえば、コンドームが破れた・外れた場合や、避妊をしなかった性行為、望まない性交があったときなどに服用します。

性交後72時間以内に、できるだけ早く服用することで、避妊効果が期待できます。

緊急避妊ピルについて詳しくはこちら

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